今日から始める着物のある暮らし

自由に、からだがよろこぶ、着物のくらし

デニム着物の落とし穴

デニム着物を買い足しました。

 

初めに買ったデニム着物はインディゴブルーで、どんな帯にもあわせやすく、縫製は粗いけれど、丈夫で洗濯に強い。

 

とても気に入っていったので、もう1着購入することにしたのです。

 

2着目はピンクのデニム着物にしました。

セール品で海外縫製ですが、生地は日本製。1着目より定価は高く、少し上等品なのかな…と期待しました。

 

注文して数日で到着。

身丈163センチで裄68センチのよくあるLサイズのプレタ着物ですが、着てみると、なぜか大きすぎる感じがしました。

生地が張りがあって硬いせいだと思います。

 

糊がついてるのかも…と思い、何度か洗って干しました。多少柔らかくなりましたが、やはり大きすぎてごわつく感じがします。

タグ綿100パーセントとありますが、なんとなくストレッチがきいていて、静電気も起きやすく、しっくりきません。

 

1着目のデニム着物は、厚手の生地でも柔らかくて、すぐに馴染んだのですが…。

 

一口にデニムといっても、特徴が異なるのですね。

値段に飛びつかず、吟味して買うべきでした。

 

どうにか小さくしたくて、その2着目のピンクの着物を乾燥機にかけてみました。(荒技!)

 

羽織ってみると、よい感じに身幅が縮んでいます。成功!…と思いきや、なんと身丈が10センチ近くも縮んでしまいました!

デニムに限らず、木綿は生地によって縮みやすい性質なんですね。

これぞ、デニム着物の落とし穴。

 

身丈が短すぎて、高身長の私ではちょうどよい長さのおはしょりが取れません。

アイロンをかけて伸ばして、どうにか着られる丈になりました。

 

何度か着ていくうちに、生地が柔らかく体に馴染んでくれるといいな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足袋と草履の選び方(草履編)

足袋については

「自分の足にあった足型を選ぶ」

ということでした。

私は足幅が小さいので細型より小さなささ型の足袋を購入しました。

 

では、草履はどうしたらよいのでしょう…?

 

ゴム草履を購入した地元の履物屋さんに行ってみました!

 

昔からある家族経営の小さなお店ですが、安いサンダルや草履から、高級品まで揃ってます。

 

高額な商品すすめられたらどうしようーーー 

っと恐れながらも、ちょっとだけ勇気を出して、

どの草履を選べばよいのか聞いてみました。

 

 

草履は基本的にはサイズはなく、

足幅によって台の部分を変える必要はないそうです。

鼻緒を調節するときに、履く人の足に合わせるのだそう。

 

私の履いていた草履はゴム底になっており、鼻緒の調節はできないタイプ。

足にあわせるには、新しく買い足す必要がありました。

 

鼻緒が調節できる草履は合皮製で1万円台からあり、

これより価格の高いものは本革などで、素材の違いだそうです。

下駄だと1万円未満でもあります。

 

 

合皮製の草履を買って、鼻緒を調節してもらいました。

 

足にぴったりつくようになり、歩きやすくなりました。

 

 値段だけ見て買わず、鼻緒を調節できる草履かどうかを見て購入したいと思います。

 

・履物は、鼻緒を調節できるものを購入するべし

・履物屋さんで鼻緒を調節してもらうべし

 

※ゴム底の草履も、雨に強いという長所がありますよ。

 

 

 

足袋と草履の選び方(足袋編)

着物姿に洋靴をあわせるのも素敵ですが、

やはり足袋と草履がしっくりくる

という方も多いのではないでしょうか。

 

私も着物をはじめてしばらくは

「着物を着るなら、足元は草履をあわせなきゃ!」

と思い込んでたので、足袋や草履を揃えました。

(今は細かいことは気にせず、草履も靴もそのときの状況に応じて選びます)

 

足袋はネット通販で可愛い柄を選んで特価品を。

草履は地元の履物屋さんで一番安い草履を購入しました。

 

お手頃価格で揃えた足袋&草履でも、

一見大きな問題はないようでしたが…。

 

草履で歩くのに慣れてくると、違和感をに気付きました。

 

歩く度に、草履と足(足袋)が付いたり離れたりして、ペタペタと妙な音がします。

 

足袋も、草履も、私の足に合っていなかったのです!

 

 

足袋は、既製品でもサイズ展開がたくさんあり、

同じ足長でも複数の足型が用意されています。

なみ型、細型、太型…など。

メーカーによって、型の名前や展開は異なり、

細型よりさらに細い足型を用意していることもあります。

 

私はなみ型の足袋を履いていましたが、足は幅狭甲低。

私の足に合うのは、なみ型より細型よりさらに細い型(ささ型など)だったのです。

 

おしゃれな柄足袋や色足袋は、なみ型だけの展開のことが多く、購入時に型を選べません。

足型を選べるのは、晒し裏の白足袋だけでした。

この白足袋も、店頭では並型しか取り扱いのないことも多いです。

お取り寄せもできますが、メーカー直販のネット通販が便利。

細かい寸法も通販サイトで確認できました。

 

ささ型の足袋は、見るからに細いです。

f:id:kimonosae:20170129011953j:image

f:id:kimonosae:20170129012139j:image

 

こんなに細くて、足入れできるのか…?!

と思いましたが、

履いてみるとぴったりして、心地よいです。

 

f:id:kimonosae:20170129012016j:image

 

 

・足袋は見た目だけで選ぶべからず

 

・自分の足の寸法を測り、適切なメーカーと足型を選んで購入するべし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着物で神社巡り(根津神社)

都内近郊の神社巡りを始めました。

 

ブームに乗ったつもりはありませんが、御朱印集めも楽しんでおります。

 

年明けに谷保天満宮で初めて御朱印帳を購入して御朱印を頂き、

「これは有難いし嬉しいし記念になる!」

と御朱印の素晴らしさを体験しました。

 

今週は、文京区にある根津神社へ行って参りました。

 

着物で電車。

f:id:kimonosae:20170122221012p:image

近頃は寒いので、着物カーディガンばかり着ています。

袖口が塞がるので、羽織よりも温かいのです。このカーディガンを羽織ると、カジュアルになり、洋小物をあわせやすいように思います。

アームウォーマーとニット帽とブーツで、寒さ対策ばっちり。

 

娘も着物です。ポリエステルの既製品のアンサンブル。ウールの着物よりもキラキラした見た目を気に入ってるようで、乗り気で着てくれました。(そしてお転婆もへっちゃら…)

 

千駄木駅で降りて、根津神社へ。

 

f:id:kimonosae:20170122221755j:image

f:id:kimonosae:20170122221826j:image

 

朱く塗られた門やお社が、存在感あり、素晴らしかったです。

 

御朱印は目の前で日付を入れてくださいました。(神社名はハンコです)

筆文字の美しさに、しゃんとした気持ちになります。

 

根津神社の向かいに、アンティーク着物のお店がありました。

月の半分のみ営業している小さなお店です。

 

アンティーク…といっても、状態も質もよさそうな着物がたくさん。

前々から羽織が欲しいと思っていたので、羽織を見せてもらいました。

この日着ていたグレーの着物に合いそうなものを探し、明るい色の羽織を一つ購入してきました。うまく着こなせますように…。

 

御朱印も羽織も、参拝の思い出になりました。

 

 

 

着物にうそはつけない

着物を着るという行為には、

着る人の心や体の状態が反映されてしまう。

 

腹や腰が座り、

体の芯がスッと通っており、

柔らかくしなやかな身体であれば、

着物は自然と馴染むようである。

 

しかし、

気持ちがフラフラしていると、

腹も腰も落ち着かず、どうにも上手く着られない。

何度も着なおして、帯を締めなおして、でもしっくりこなくて…。

仕方なくそのまま出かけて、何度も着姿を気にして、あちこち引っ張って直すのである。

 

がっくりしつつも、

着物は自分の鏡のようで面白いと感じ、また着物を好きになる。

 

短い時間でも、毎日着るということに意味がある。

 

デニム着物のすすめ

着物を始めて一年で、何着か着物が増えました。

リサイクルショップや通販サイトを利用したり、

親戚のおさがりを頂いたり…。

 

中でも一番活躍したのは、デニム着物です。

 

名前の通り、デニム生地でできた着物です。

綿だし、丈夫な生地だから、洗濯機で気兼ねなく洗えます。

どんな帯にもあわせやすく、町を歩いても目立ちにくい(ような気がする)ので、とても重宝しています。

夏が終わって涼しくなってからは、デニム着物ばかり着ています。

(真夏は綿麻のしじら浴衣をよく着ていました)

 

デニム着物は、様々な着物ショップで取り扱いがあるようです。それなりのものは数万円します。

私のは一万円以下の海外縫製のもの。楽天でみつけたお店で通販しました。

縫製は荒いですが、汚しても痛めても惜しくないものが欲しかったので、ちょうどよかったです。

ジーパンのようにステッチが入っていて、アクセントになっています。

 

合わせる帯次第できりっとした雰囲気になりますし、

洋服感覚でタートルネックやニット帽、ブーツと合わせてもかわいいです。

 

 

もし着物を持っていなくて、これからカジュアルな普段着としての着物を始めるなら、

デニム着物を一着だけ買ったらよいと思います。

そして、帯や小物だけ足していけばよいのです。

 

…ただし、一つ注意することが。

 

ひどい色落ちがあるので、買ったばかりの状態では使い物になりません。

着るだけで襟や帯にインディゴカラーが色移りしてしまいます。

色落ちしなくなるまで、洗濯と脱水を3回ほど繰り返す必要がありました。

 

そうした色落ちも、デニムの醍醐味でしょうか。

 

着用して洗濯して、を数回繰り返すうちに少し色味が変わり、生地が柔らかくなってきたように思います。

 

着るたびに、愛着が湧いてきます。

 

 

着物でお出かけ 江戸東京たてもの園

10月の晴れた日に、

江戸東京たてもの園に行ってきました。

 

「着物で行った方が、きっと楽しいよ」

 

と話したら、娘も着物を着てくれました。

 

習い事の先生にお下がりで頂いた、赤いウールの着物。

お揃いの羽織もあるアンサンブルですが、気温が温かいので羽織は着ていません。

 

こどもの着物、とってもかわいいです。

浴衣と七五三でしか着ないのは勿体無い。

娘が乗り気になってくれて、嬉しかったです。

 

たてもの園は小金井公園の中にあります。

公園内(たてもの園とは別のエリア)には機関車もありました。

 

f:id:kimonosae:20161218183918j:image

 

f:id:kimonosae:20161218182824j:image

 

たてもの園入り口近くのブランコで遊ぶこどもたち。

着物&下駄でもブランコ立ち乗りできちゃうお転婆さんです。

(息子は洋服)

 

f:id:kimonosae:20161218183319j:image

 

たてもの園内にはレトロな住宅や町並み。

 

f:id:kimonosae:20161218184521j:imagef:id:kimonosae:20161218184552j:image

 お庭でけん玉遊びも絵になります。

昭和の子みたい!

 

f:id:kimonosae:20161218183514j:image

 

私はデニム着物に、おばあちゃんお下がりの名古屋帯でした。

秋の間はデニム着物ばかり着ていました。

 

f:id:kimonosae:20161218183534j:image

 

下駄や草履で出かけたのもよかったです。

建物内を見学する際、履物を脱ぐ必要があるのですが、さっと脱ぎ履きできます。